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タロットの大アルカナと小アルカナ、何が違う?78枚の構成を図で見る

タロットの標準的な構成は、大アルカナ22枚と小アルカナ56枚。4つのスートや数札・人物札の違いを、出版社と美術館の資料をもとに図解します。

IN THIS STORY

この記事で考えられること

  • 標準的な78枚は、大アルカナ22枚と小アルカナ56枚に分かれる
  • 小アルカナの基本は4つのスート。それぞれに数札と人物札がある
  • 枚数や絵柄の違いは、手元のデッキの説明書で確かめる
目次
  1. 78枚は、22枚と56枚に分かれる
  2. 小アルカナの56枚には、4つの組がある
  3. 同じ組でも、絵柄や呼び名は確かめたい
  4. 一枚の意味を調べる前に、三つだけ見る

タロットの解説に出てくる「大アルカナ」と「小アルカナ」。名前は聞いたことがあっても、箱を開けたカードのどこまでがどちらなのか、迷うかもしれません。

標準的なタロットは、大アルカナ22枚と小アルカナ56枚を合わせた78枚です。 タロットを出版するU.S. Games Systemsは、制作規格の中でこの構成を示しています。[1]

まずは意味を暗記する前に、カード全体の組み立てを見てみましょう。枚数、組の分かれ方、絵柄の順にたどると、説明書で調べたい場所がわかってきます。

78枚は、22枚と56枚に分かれる

大アルカナと小アルカナは、カードのグループの名前です。出版社が示す標準構成では、大アルカナが22枚、小アルカナが56枚。さらに、意味の早見表やカードの並べ方を記した補助カードが付く場合もあります。[1]

標準的なタロット78枚が大アルカナ22枚と小アルカナ56枚に分かれる構成図
出版社U.S. Games Systemsが示す標準構成をもとに編集部が作図。説明用カードなどが別に付属する場合があります。図版:MICHIME編集部 / 出典 / MICHIME制作素材・本媒体掲載用 / 資料の枚数をもとに独自作図・WebP書き出し

箱の中を数えて78枚より多かったときは、絵柄のあるカードだけでなく、説明用のカードが混ざっていないか確かめてみてください。「22枚」と書かれたセットを見るときも、何が収録されているかを商品説明や付属の冊子で確認すると、手元のカードの範囲がわかります。

メトロポリタン美術館(The Met)の歴史解説では、56枚の組に、愚者と21枚の切札を加える構成が紹介されています。切札には太陽や月、星などの絵柄があります。こうした歴史的なカードの構成を知ると、78という数にも内訳があることが見えてきます。[2]

小アルカナの56枚には、4つの組がある

小アルカナを理解する手がかりになるのが、「スート」と呼ばれる組です。The Metが紹介するイタリアのタロットでは、杯・剣・棒・貨幣という4つの記号が使われます。英語ではCups、Swords、Batons、Coinsと表記されています。[2]

同館が説明する基本構成では、それぞれの組に1〜10の数札が10枚と、王・女王・騎士・従者の人物札が4枚あります。一組14枚、それが4組で56枚です。[2]

杯・剣・棒・貨幣の4組に、それぞれ数札10枚と人物札4枚を配した構成図
The Metが紹介するイタリアのタロットの基本構成。呼び名や人物札の構成にはデッキによる違いがあります。記号は編集部が描いた説明用の図です。図版:MICHIME編集部 / 出典 / MICHIME制作素材・本媒体掲載用 / 資料の構成をもとに独自作図・WebP書き出し

ここで覚えたいのは、56枚をばらばらに見るだけでなく、「どの組か」「数札か人物札か」という二つの見方ができることです。

たとえば、同じ杯の記号があるカードを集めてみる。その中で数字のあるものと、人物の名前があるものを分けてみる。これは編集部が提案する、カードに慣れるための整理です。意味を一つずつ覚える前にも試せます。

同じ組でも、絵柄や呼び名は確かめたい

カードの数字を記号の数で表すものもあれば、人物や風景を描いたものもあります。U.S. Games Systemsは、同社の制作案内で、小アルカナにも場面を描く方式と、マルセイユ系の伝統を踏まえた方式に触れています。[1]

そのため、別のデッキの解説写真と見た目が違っても、それだけで「カードが間違っている」とは判断できません。最初に見るのは、その箱に付いてきた説明書です。自分のカードではどの組をどう呼ぶのか、人物札にはどんな名前が付くのかを、実物と並べて確かめましょう。

歴史的なデッキにも違いがあります。The Metは、ヴィスコンティ・タロットの一組に最大6枚の人物札が含まれる例を紹介しています。標準構成の説明を、過去から現在までのすべてのタロットに当てはめる必要はありません。[2]

一枚の意味を調べる前に、三つだけ見る

ここからは、手元のカードを読むための編集部の提案です。一枚を選んだら、次の三つを順に見てみます。

  1. カードの名前。何と書いてあるかを、そのまま読む。
  2. 数字や組の記号。どのグループに入るか、説明書で確かめる。
  3. 絵の中で気になった部分。色、人物の姿勢、小さな持ち物などを一つ挙げる。

そのあとで解説を開くと、「書かれている意味」と「自分が最初に気になったところ」を分けて読めます。両方が同じでなくても、まずはその違いをメモしておけば十分です。

カードを持っていなければ、買い揃えることをこの記事の宿題にする必要はありません。次にタロットの紹介を見るとき、「これは22枚のグループだろうか、それとも4つの組の一つだろうか」と気に留めてみるだけでも、見え方が変わります。

構成がわかったら、次は一枚の絵をどう眺めるか。「タロットは何を読むもの?カードに問いを立てる楽しみ方」では、自分の関心を言葉にする読み方を紹介しています。

A QUESTION FOR YOU

自分に聞いてみるなら

カードを一枚見るなら、名前・数字・絵柄のどこから目が向きますか?

正解はなくても大丈夫。今の言葉で、ひとつだけ。

出典・参考資料

  1. Product Submissions — Deck Size / Additional Information ↗

    U.S. Games Systems / 確認日 2026-09-24
    標準的なタロットは78枚で大アルカナ22枚・小アルカナ56枚からなること、補助カードが加わる場合があること、同社が紹介する絵柄の方式の違い。

  2. Before Fortune-Telling — The History and Structure of Tarot Cards ↗

    The Metropolitan Museum of Art / Tim Husband / 確認日 2026-09-24
    杯・剣・棒・貨幣の4スート、数札1〜10と人物札4枚で各14枚となる基本構成、愚者と21枚の切札、現存する歴史的なデッキの構成の違い。

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